【江戸文化1】江戸の時間①

日本の江戸時代は、なんと2世紀の間ずっと平和が続いたという「太平の世」でした。平和な時代が長いからこそ、世界に誇れる洗練された美意識や生活文化が形成されるのです。実は色々「スゴ」かった江戸時代を紐解いていきましょう!

ラスカルさん
今回から「大江戸」だね!
パンダくん
うん!日本の「江戸時代」は面白いんだよ!
レッサーさん
そうだね!勉強して「江戸」を掘り下げよう!

 





 


 

このコーナーでは世界に誇れる「平和」を築き上げた江戸時代を掘り下げて考えていきます。勉強していく中で江戸文化歴史検定にも受かるようになったらステキですね!

当ブログは下記の江戸文化歴史検定公式テキストを参考に独自の学習の成果を記録しています。お楽しみいただければ幸いです。

 

江戸文化歴史検定【初級】 大江戸見聞録

 

江戸文化歴史検定【中級】 江戸諸国萬案内

 

江戸文化歴史検定【上級】 江戸博覧強記

 


 

【江戸の時間】暦(こよみ)

 

江戸時代の人たちの生活時間を決めていたのは「太陰太陽暦」です。太陰暦を基にしていますが、太陽の動きも視野に入れて閏月(うるうづき)を取り入れ、月日を定めた暦(暦法)のことです。ちょっと難しいですが、月の満ち欠けから「何月か」を決めて、太陽の動きから生じるズレを「閏月(うるうづき)」でカバーして「1年」が決まります。

 

現在用いられている1月2月3月・・・を、月の異名(陰暦)といって、次のように呼んでいました。

*旧暦とは、現在の暦法(1月2月3月・・・)になる前に使われていた暦のことなので、日本においては旧暦=陰暦となります。また、旧暦・陰暦は、現在の暦と比べると1か月程度のズレがあります。例えば、旧暦のお正月は「現在の1月下旬~2月下旬」ごろとなります。

 

【旧暦・陰暦(月の異名)】

睦月(陰暦1月)

名前の由来には諸説あって、 最も有力なのは、親族一同集って宴をする「睦び月(むつびつき)」の意であるというもので、仲睦まじい月という意味です。この機会に仲を深めましょうというニュアンスが含まれているので、新年会などが開かれるんですね。 他には「元つ月(もとつつき)」「萌月(もゆつき)」「生月(うむつき)」などの説もあります。

*現在の1月下旬~2月下旬

 

如月(陰暦2月)

草木が発芽する月という意味です。子供が誕生するが如く、草木が芽生える月という説や、寒さで着物を更に重ねて着る「衣更着(きさらぎ)」から来たという説もあります。

*大歌舞伎コーナーに出てくる常磐津の初代常磐津文字太夫が語って大好評を得たのは「睦月連理椿(むつきれんりのたまつばき)という本名題(タイトル)の作品です。

 

弥生(陰暦3月)

冬が終わって草木が生い茂る月という意味です。「弥」はいよいよ、ますますの意味があり、「弥栄(いやさか)」などの言葉で用いられます。「生」は生い茂るの意味の「生(お)い」からきています。

*大歌舞伎コーナーに出てくる常磐津には「弥生花浅草祭(やよいのはなあさくさまつり)」「常磐の弥栄(ときわのいやさか)」という作品があります。

 

卯月(陰暦4月)

卯の花(ウヅキの花)が咲くという意味です。「う」には「初(う)」「産(う)」の意味があるので1年の始まりを表しているという説もありますが、十二支(じゅうにし)のウサギ(卯)が4番目なので「4番目の月」という説もあります。

十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の総称です。十干を天干というのに対して、この十二支を地支(ちし)ともいいます。十干は陰陽五行の木火土金水の五気が更に「兄弟(えと)」の陰陽に分かれたものです。木気は「木の兄(甲)・木の弟(乙)」に、火気は「火の兄(丙)・火の弟(丁)」と分かれ、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素から成立しています。十干十二支は後述する「方角」や「時間」に大きく関係しています。

大歌舞伎コーナーに出てくる常磐津には「卯月の頃の定めなく・・・」というセリフを含む「戻橋(もどりばし)」という作品があります。

 

皐月(陰暦5月)

皐月は早月・早苗月ともいって、稲の苗を作る稲作の月という意味です。古語では「さ」に耕作の意味があり、「皐」という漢字には神にささげる稲という意味があります。

 

水無月(陰暦6月)

梅雨が明けた厳しい暑さの月だったことから「水無しの月」と書きますが、「無」という漢字には「の」という意味があり、「水の月」という説もあります。

 

文月(陰暦7月)

短冊に歌や字を書く七夕(文を披露する)から「文披月」になり、文月になったという説が有力で、お互いの無事を確かめるために便りや贈り物で気持ちを伝えあうことから来ていると言われています。だから、この時期にはお中元や、そのお礼として書く暑中お見舞いや残暑お見舞いなどの手紙があるんですね。

暑中見舞いを送る時期 :梅雨が明けてから立秋前まで

残暑見舞いを送る時期 :立秋から8月いっぱいまで

立秋=8月7日前後で年によって異なります。

 

葉月(陰暦8月)

新暦では9月上旬~10月上旬の秋にあたります。紅葉が徐々に美しくなる月、落葉するという意味の「葉落ち月」、稲の穂が実る「穂張り月」という説もあります。

 

長月(陰暦9月)

秋の夜長、夜の時間が少しづつ長くなる「夜長月」の略という説があります。

 

神無月(陰暦10月)

日本全国の神様たちが、この月に出雲に出向くため、各地から神がいなくなるということから「神無月」と言われるようになったと言われています。逆に出雲大社のある島根県では、神様たちが集まってくるので「神在月」と言われています。歌舞伎のもとになった「かぶき踊り」の出雲阿国も出雲の出身ですね!

 

霜月(陰暦11月)

霜が降りる月という「霜降り付き」の略から来ていると言われています。関係のない話ですが、霜降りビーフ食べたいですね。お腹が空いてきました。ちなみに日本三大和牛とは、和牛の中でもとくに有名な3つの銘柄牛肉を言って、なんと!どの3銘柄が三大和牛とは決まっていないそうです。しかし、一般的には「神戸牛(こうべビーフ)」「松阪牛(まつさかうし)」「近江牛(おうみぎゅう)」「米沢牛(よねざわぎゅう)」のうちの3銘柄を指すようです。

 

師走(陰暦12月)

いつもはどっしりと構えている僧侶たちの師匠「師僧」でさえも走るくらい多忙になる月という意味です。また師は師は「御師(おし)」だという説があります。御師たちは特定の寺社に所属して、その社寺へ参詣者を案内し、参拝・宿泊などの世話をする者のことです。特に伊勢神宮のものは「おんし」と呼んだそうで、大歌舞伎コーナーに出てくる常磐津には「おんしおんしと」という詞章(歌詞)を含む「神路山色捧・油屋」という作品があります。

 


ラスカルさん
なるほどー!月の異名ってカッコいい響きだね!
パンダくん
そう!よく人の名前にも用いられているよね!
レッサーさん
うん!古風で素敵だよね!

 





レッサーさんの大江戸を学ぶ「江戸文化」のコーナー! 日本の歴史の中で2世紀を超える平和の時代が続いた時代! 令和の今だからこそ勉強していきたいよね!

それでは、次回をお楽しみに!てやんでぃ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です