【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑦

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
今日も過去問を解いてがんばるわよ~!ガンガン行くわよ!
パンダくん
よーし!オラ、なんだかワクワクしてきたゾ!
ウサギ君
うーん!マンダム!!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


 

問5 3

コミュニカティブ・アプローチにおける重要な役割を果たしたシラバスとは、ウィルキンズの「機能シラバス」のことです。機能シラバスは「誘う・依頼する・助言する・ほめる」など、言語の持つコミュニケーション上の働きを中心にしたシラバスです。

したがって、正解は3ということになります。

 


 

いかがでしたか。例年、試験Ⅰの問題4は「教授法」についてです。必ず出題される基本的な知識なので、必ず覚えて点を獲得していきましょう。下記に教授法の主な特徴をまとめておきます。

 

教授法

 

・ナチュラル・メソッド

「幼児の母語習得」「口頭による言語活動」「サイコロジカル・メソッド」「ベルリッツ・メソッド」

 

・サイコロジカル・メソッド

「グアン」「話せるようになることが目標」「使用教材・教具なし」「シリーズ・メソッド」「連想法」「音声への接触が多い」「山口喜一郎」「動作を用いる点が幼稚」

 

・ベルリッツ・メソッド

「話せるようになることが目標」「絵カード」「レアリア」「ジェスチャー」「音声への接触が多い」「教師に一定レベルの指導技術が求められる」

 

・ダイレクト・メソッド

=「直接法」「帰納的」「話せるようになることが目標」「絵カード」「レアリア」「ジェスチャー」「音声面の習熟が期待できる」「手間がかかる割には学習者の十分な理解が得られない」

 

・オーラル・メソッド

「パーマー」「絵カード」「レアリア」「ジェスチャー」「PPP」「長沼直兄」

*PPP=Presentation(文系の導入・提示)、Practice(基本練習)、Production(応用練習)

 

・アーミー・メソッド

「米国陸軍専門教育計画(ASTP)」「構造言語学」「行動心理学」「ドリルマスター(訓練役)」「インフォーマント(言語資料提供者)」「ティーム・ティーチング」「テープレコーダー」「成果を期待できるが、過度の緊張を強いる」

 

・オーディオリンガル・メソッド

「AL法」「LL(ランゲージ・ラボラトリー)」「モデル会話」「ミム・メム練習」「反復練習」「代入練習」「完成練習」「拡大練習」「結合練習」「応答練習」「文型練習(パターン・プラクティス)」「ミニマル・ペア」「文法を体系的に習得」「練習が単調」「コミュニケーションが育ちにくい」「フォーカス・オン・フォームズ」

 

・コミュニカティブ・アプローチ

「ハイデーの言語機能理論」「ハイムズのコミュニカティブ・コンピテンス」「カナルとスウェイン、コミュニケーション能力=文法能力・社会言語能力・談話能力・ストラテジー能力」「ウィルキンズ、概念・機能シラバスの影響」「絵カード」「レアリア」「ジェスチャー」「生教材」「インフォメーション・ギャップ(情報差)」「チョイス(選択権)」「フィードバック(反応)」「ロールプレイ」「ディスカッション」「実際のコミュニケーションに応用しやすい」「正確さが向上しない」「フォーカス・オン・ミーニング」「ロング」「フォーカス・オン・フォーム」「課題遂行能力」「タスク」「タスクシート」「流暢さと正確さ」

*レアリア=時計やメニューなど

*生教材=新聞記事やテレビニュースなど学習者向けに加工されていないもの

 

タスク中心の教授法

 

・ナチュラル・アプローチ

「テレル」「クラッシェンのモニター理論(習得と学習は異なり、習得の方が優れている)」「理解可能なインプット(i+1のインプット)」

 

・デザイナーズ・メソッド

「AL法の批判を受け誕生した学習者中心の勉強法とは別の流れの教授法」「サイレント・ウェイ」「LCC(コミュニカティブ・ランゲージ・ラーニング)」「TPR」「サジェストペディア」

 

・サイレント・ウェイ

「ガッテーニョ」「サウンド・カラー・チャート」「ポインター」「ロッド」「自立性が尊重される」「リラックスして参加」「特殊な教材・教具の使いこなし」「少人数」「学習進度が遅い」

 

・CLL(コミュニカティブ・ランゲージ・ラーニング)

「カラン」「カウンセリング・ラーニング」「カウンセラー」「クライアント」「コミュニティ」「SARD」「後行シラバス」「すぐに教えてもらえる」「カウンセリング理論への精通」

*SARD=Security(安心感)、Attention(注意力)、Aggression(積極性)、Retention(定着)、Reflection(振り返り)、Discrimination(識別)

 

・TPR(Total physical response)

「アッシャー」「幼児の母語習得過程」「聴解力を集中的に伸ばせる」「発話のプレッシャーから解放」「体を使った動きが幼稚」

 

・サジェストペディア

「ロザノフ」「潜在意識の超学習・顕在意識の通常の学習との融合」「潜在能力の開発」「クラシック音楽」「ウォールピクチャー」「授業=プレセッション・コンサートセッション・ポストセッション」「リラックスして学習」「コストがかかる」「高度な朗読技術が必要」

 


 

問題5

問1 4

インターネットにつながっている状況であれば、教材不足にある海外でも無料の教材を利用することが出来ます。これには文字情報・動画・音声など豊富な素材があるので現実場面に近い練習ができるでしょう。

また、手持ちの紙媒体の教科書との組み合わせや、対面型の通常授業の中で部分的に用いることも可能です。しかし、インターネットには情報が氾濫しているので、その中から適切なものを選択するスキル(=情報リテラシ―)が必要になります。

したがって、4が正解ということになります。

 


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
試験問題で理解できないことはスルーで大丈夫よ!
パンダくん
だね!何回も試験問題を繰り返すうちに、点と点がつながって線になるよね!
ウサギ君
うん!なんでもそうだよね!ブレークスルーはいつか必ず訪れる!

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ!

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