【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑥

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
今日も過去問を解いてがんばるわよ~!レッツラゴー!
パンダくん
うん!はりきって行こうー!
ウサギ君
うん!パンダくんには負けないぞー!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


 

(20)4

例えば「飲むか?」「食べるか?」など女性はあまり使いませんね。これらはマンガやJ-POPなどのサブカルチャーが影響して、女性学習者が間違えやすい誤用なので覚えておきましょう。したがって、正解は4ということになります。

 


 

問題4

例年、試験Ⅰの問題4あたりでは「教授法」が出題されています。平成23年度は『外国語教育のコースデザインやシラバス、教授法』、平成24年度は『外国語教育・日本語教育の教授法』、平成26年度は『学習者がグループで話し合う教室活動(ディスカッション・ディベート)』と言う具合です。

 


 

問1 3

ダイレクト・メソッド(直接法)とは、学習者の母語を使わずに教える教授法のことです。現在、日本国内にある多くの日本語学校では、様々な言語を母語とする生徒に対して授業を行うので「直接法」が採用されている学校が多いです。

1、フォネティック・メソッドとは、19世紀後半に文法訳読法への批判からフィーエトル、スウィート、イェスペルセンらが提唱した音声重視の教授法のことです。

2、サイコロジカル・メソッドとは、幼児が思考の順に言葉を使うことに着目した教授法のことです。一連の出来事を起こった順に文に分け、教師が動作と言葉で表現し、学習者にそれを再現させる手法です。シリーズ・メソッドともいい、山口喜一郎が台湾での日本語教育に導入したのが有名です。

3、オーラル・メソッドとは、応用言語学者パーマーによって開発されました。ダイレクト・メソッドの理論的不備を応用言語学の異論によって補い、言語観と学習感はダイレクト・メソッドから引き継ぎ、話し言葉や帰納的理解を重視しています。

反復と代入を中心とした口答練習を行い、教材・教具はダイレクト・メソッドと共通で、絵カード、レアリア、ジェスチャーなどが用いられます。利点及び欠点は、やはりダイレクト・メソッドと同じく、音声面の能力向上は期待できるが、理解に時間がかかりがちということです。

パーマーが戦前来日した際、ともに仕事をした長沼直兄によってオーラル・メソッドが日本語教育に導入されました。

4、ナチュラル・メソッド(自然法)とは、幼児の言語習得過程を取り入れ、音声面を重視するという考えから開発された直説法による教授法のことです。グアンのグアン法(サイコロジカル・メソッドともいう)や、ベルリッツのベルリッツ・メソッドがあります。ナチュラル・アプローチとは異なる教授法なので注意しましょう。

選択肢1は初耳の方も多いと思われますが、「パーマー=オーラル・メソッド」は、本試験において基本中の基本なので覚えておきましょう。したがって、正解は3ということになります。

 


 

問2 2

1、SAPLとはSelf-Access Pair Learningの略で通称サプルといいます。スイスのファーガソンによって開発された「ペアやグループで学習するコミュニケーション重視の学習法」で、学習者の自律性を重んじます。おそらく、このような「赤本に載っていない用語は誤答を招くためのヒッカケ」である可能性が高いです。除外しましょう。

2、TPRとはTotal Physical Responseの略で、心理学者アッシャーが提唱した「聴解優先の教授法」です。幼児の母語習得過程が理論的基板にあります。先の問題1「パーマー=オーラル・メソッド」と同様に、「アッシャー=TPR=幼児の第一言語の習得過程が参考」も基本なので覚えておきましょう。

3、CLLとはCommunity Language Learningの略で、心理学者カランがカウンセリングの理論を基板に提唱した教授法です。カウンセリング・ラーニングとも呼ばれます。こちらも「カラン=CLL=心理学=カウンセリング」は基本なので覚えておきましょう。

4、VT法とはVerbo-Tonal Methodの略で、言調聴覚論に基づいた発音指導法のことです。

したがって、正解は2ということになります。

 


 

問3 1

サジェストペディアの特徴を選ぶ問題です。関連キーワードは「ロザノフ」「潜在意識の超学習・顕在意識の通常の学習との融合」「潜在能力の開発」「クラシック音楽」「ウォールピクチャー」「授業=プレセッション・コンサートセッション・ポストセッション」「リラックスして学習」「コストがかかる」「高度な朗読技術が必要」などです。

したがって、正解は1ということになります。

 


 

問4 2

1、オーディオ・リンガル・アプローチの「ミム・メム練習」では、教師のモデル発音をまねして復唱することで発音矯正を行います。

2、オーディオ・リンガル・アプローチでは「口答能力」を重視しています。利点は、文法を体系的に理解できること、反復による記憶促進および正確さの向上が期待できることが挙げられます。逆に欠点は、アーミー・メソッド同様、練習が単調になりがち、コミュニケーション能力が育ちにくいことです。ちなみに四技能とは「読む・書く・話す・聞く」の4つの能力のことです。

3、オーディオ・リンガル・アプローチでは、ミム・メム練習、パターン・プラクティス(文型練習)ミニマル・ペアの練習などで「刺激-反応」が繰り返され、習慣形成が促されます。

4、オーディオ・リンガル・アプローチでは、上記の口答練習を通じて「母語話者並みの正確で素早い反応」が要求されます。

したがって、正解は2ということになります。

 


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
勉強がはかどらないとき?気分転換で遊んじゃいなさいよ!
パンダくん
遊んだ後に「今日は楽しかった、けど試験勉強もっとがんばらばいとッ!って思えたら合格ライン!
ウサギ君
うん!だけど「勉強したくない~!」って思ったらアウトだね!合格するための動機を再び見つめ直そう!

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ!

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