【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑳

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
過去問を、どんどん解いていきましょう!ブヒー!
パンダくん
そうだね!繰り返し解いていくと、似たような問題が多いことに気が付くね!
ウサギ君
よーし!パンダくんには負けないぞ!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


 

問2 1

IRE/IRFは、①教師の働きかけ、②学生の応答、③評価やフィードバックの3つからなります。例えば母親と子供のやりとりとして考えてみましょう。

1、✕「どっちがいい?」「りんご」「そうですね・ちがいますよ」

2、○「今何時?」「う~ん、8時」「そうね!よくできたわね・ちがうでしょ、8時10分でしょ」

3、○「お名前は」「う~ん、股五郎」「そうね!よく言えたわね・違うでしょ!太郎でしょ」

4、○「これは何?」「う~ん、パパの隠しH本」「そうね!とっちめてやりましょうね・違うでしょ!太郎の隠しH本でしょ」

このように、肯定・否定フィードバックが不自然な選択肢1が正解ということになります。

 


 

問3 2

自分が学生だった頃を思い出してみましょう。1、3、4のような使い分けは想像できますが、2はどう使い分けるのか想定できません。したがって、正解は2ということになります。

 


 

問4 2

談話標識(ディスコース・マーカー)とは談話の交通標識のことで「談話の冒頭や境目に現れて、談話単位間の関係を示すもの」です。会話をスムーズにする役割を果たします。単一の品詞ではなく、「だから」「だけど」「でも」などの接続詞、「ね」「よ」などの終助詞、「ねえ」といった感嘆詞、「やっぱり」「とにかく」などの副詞、「まあ」「なんか」などの間投詞、「それはさておき」などの慣用的な表現などがあります。また狭義では「あの・ええと・ええ」などのフィラーもしばしば用いられます。したがって、2が正解ということになります。

 


 

問5 1

基本的に「絶対的な教授法」が確立されていない語学教育において「断定する言い方」や「他に可能性を許容していないもの」「過激発言」などは誤りです。しかも、IRE/IRFやパターン・プラクティスなどのような現役で用いられている考え方を「学習者にとって有効とはいえない」と決めつけた上で、さらに「排除できる」などと非常に過激なことを言っている1が不適当であると分かると思います。したがって、1が正解ということになります。

 


 

問題5

さて、例年用いられている実際の授業光景をもとにした問題です。最初に問題文を軽く見てから資料に目を通すと、分かりやすいかもしれません。

問1 1

1、「正確な」日本語を使えるようにするには、学習者同士で話し合うのではなく、教師が指導するほうが適切かと思われます。また、ビジターセッション前に行う目的としては、2の質問や聞き返しを談話レベルで使えるようにするのも、3の言いたくても言えないことに気付かせ表現できるようにするのも、4の緊張を緩和させるのも効果があると思われます。したがって、正解は1ということになります。

 


 

問2 2

中華圏学習者などが相手であれば、漢字を書くという方法も効果があるかとは思いますが、漢字を知らない学習者(タイ人)に、一文字ずつ漢字を書いても効果的ではありません。このように漢字を知らない学習者には、1の絵をかいてみるのも(絵カード)、3のやさしい単語で説明するのも(言い換え)、辞書で該当項目を指さしてみるもの効果的です。したがって、正解は2ということになります。

 


 

問3 4

終助詞「よ」は、話し手が自分の意見を聞き手に一方的に伝える終助詞です。よって、下線部Cのように相手に同意するときには用いられません。終助詞「ね」が適切ですね。

 


 

問4 3

ビジターセッションでは、文法等の正確さは重視されていません。したがって1と2は誤りです。また、活動の妨げになりますので、4のように、そのつど誤りを訂正すべきではありません。したがって、正解は3ということになります。

 


 

問5 4

日本人同士の会話は「言いさし表現(文の中で最後の部分を省略の現象、日本語らしく婉曲的で丁寧な言い回し)」が多いですが、初級の学習者には理解が困難なので、文末を省略せずに、完全な文で話すようにすべきでしょう。したがって、4が正解ということになります。

【言いさし表現】

~だと思いますが。~だと思いますけれども。~だと思うんですが。~だと思うんですけど。~だと思うんですけれども。~ことがあります。⇔言い切り表現(~だと思います)

 


 

問題6

問1 3

本試験の試験Ⅲは具体的な授業の内容に関する出題が多いです。特に授業の三段階(前作業(プレタスク)、本作業、後作業)のそれぞれの目的や特徴については頻繁に出題されているので注意が必要です。この問題のように授業の前作業(プレタスク)の目的といえば、背景知識やスキーマの活性化です。前作業=背景知識(スキーマ)の活性化とシンプルに覚えるとよいでしょう。したがって、3が正解ということになります。

 


 

問2 2

1、「語句や単語に集中」することは、グループ作業というより個人作業の特徴です。

2、「なるべく短時間に」「いくつかに分類させる」と、意識を内容に向けさせ、テキストの大まなか理解を促しているのは、グループ作業の特徴と言えるでしょう。

3、「なるべく短時間に」では「仮説検証」も「否定したりする過程を重視」するのも、初級終了レベルでは難しいでしょう。

4、「なるべく短時間に」では、自分の理解度を客観的に認識している余裕はないでしょう。

したがって、正解は2ということになります。

 


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
平成26年度試験Ⅲに突入したわね!
パンダくん
試験時間は120分!集中力が続くかなぁ。。。?
ウサギ君
うん!ラストには記述式があるから、体力を温存しておかないとね!

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ!

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