【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑲

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
過去問は大切よ!
パンダくん
うん!今日も気合入れて行くぞ!
ウサギ君
よし!パンダくんには負けないぞ!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


 

問2 3

1、これはありえる解釈です。

2、これもありえる解釈です。

3、あまりに卑屈すぎて、逆に怖いです。

U「洋子ちゃん、おはよう」

Y「……」

U「(申し分けなさそうに)ごめんね」

Y「え? どうしたのよ?」

U「もうお昼だから。朝の挨拶「おはよう」は間違ってるよね。ホントに私ってバカだよね……こんな友達いらないよね……死んじゃったほうがいいよね……」

Y「……(やべぇ、コイツ近づいちゃいけないヤツだ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)」

となります。

したがって、解釈が不自然な3が正解ということになります。

 


 

問3 2

隣接ペアと関係のある優先構造に関する問題(会話分析)です。

【優先応答】=「受け入れ(肯定的対応)」。

【非優先応答】=「断り(否定的対応)」。

1、理由や説明を繰り返し述べるのは、「断り(非優先応答・否定的対応)」です。

2、すぐに開始されることが多いのは、「受け入れ(優先応答・肯定的対応)」です。

3、ターンの後方に現れることが多いのは、「断り(非優先応答・否定的対応)」です。

4、沈黙や言いよどみが現れることが多いのは、「断り(非優先応答・否定的対応)」です。

したがって、正解は2ということになります。

 


 

問4 4

相反する二つの行為が反応として可能になるのは「誘い・依頼・忠告・苦情」などです。

例…「でへへ。今夜アフターでカラオケ行かない?」

1、受け入れる場合

「うん。いいよ~!田中さん、いつも指名してくれるから☆」

2、断る場合

「うーん、今日は帰ってネコにエサをやらないと、なんか風邪っぽいし……コホン、コホン」

したがって、正解は4ということになります。

 


 

問5 2

1、「知ってる?」と言われると、鈴木さんが「(佐藤さんは)何か言いたいことがあるのだな」と考えるので、その後の佐藤さんが行う発話行為を予測させる機能を果たしています。

2、「あの犬、かわいいですね」に対し、山田さんが何と応えるかは分かりませんので、自分が次に行う発話行為を予測させる機能は果たしていません。

3、「時間ありませんか」といえば、高橋さんが「(山田さんは)何かお願いがあるのだな」と考えるので、その後の山田さんが行う発話行為を予測させる機能を果たしています。

4、「ねぇ、聞いてよ」といえば、鈴木さんは「(佐藤さんが)何か言いたいことがあるのだな」と考えるので、次に自分が行う発話行為を予測させる機能を果たしています。

したがって、正解は2ということになります。

 


 

問題4

問1 3

教室談話は、制度的談話(制度的会話)と言われています。

発言権は基本的に「教師」にあり、学生が発話するには教師に指名される必要があるなどの特徴があります。教師と学習者という分担された役割に基づいて「学校教育という社会的制度」の中で目的に沿って行われます。そのやりとりは、役割による不均衡な力関係に基づいて、談話の構造が形成されます。

1、意味が分かりづらいので保留にします。

2、意味が分かりづらいので保留にします。

3、教室談話が会議や雑談と異なる構造を持つ理由を考えます。教室談話とは「授業」のことで、①教師の働きかけ、②学生の応答、③評価やフィードバックの3つからなる「IRE / IRF」が基本です。

しかし、会議などでは、例えば進行役が「皆様、ご意見をお聞かせください」などと働きかけた際に、参加者の意見交換や質疑応答などは起きても、司会者によるフィードバック(肯定・否定-「佐藤さん、いいアイデアですね」「鈴木さん、それは違うんじゃないですか」)は置きません。なぜなら、授業では教師が「物事を教える社会的立場」であり、会議などでは「進行役はあくまで進行役という社会的立場」でしかないからです。

*しかし、「会議-ワンマン社長が参加者からの意見を求める会議」ではどうでしょうか。

「みんな、どう思うかね。率直な意見を出してくれたまえ」という働きかけに、参加した社員が応答して、社長がフィードバック(肯定・否定-「佐藤くん、いいアイデアだね」「鈴木くん、キミはちっとも分かっとらんね」)はします。

この場合も、授業では教師が「物事を教える社会的立場」であり、ワンマン社長の会議などでは「ワンマン社長はあくまで広く意見を集め取捨選択していく社会的立場」であるからです。

4、意味が分かりづらいので保留にします。

このように授業(教師-生徒)と会議(進行役・社長-参加者)ではそれぞれの社会的な役割が異なります。したがって3が正解ということになります。

このように、読解するのに難しい問題は、消去法で考えるか、勇気を出して捨てるのも1つの選択です。同じ1点です。1つの問題に時間を奪われてしまうと、限られた試験時間では、他の問題にも影響が出てしまう可能性があるので注意が必要です。


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
平成26年度試験Ⅲに突入したわね!
パンダくん
試験時間は120分!集中力が続くかなぁ。。。?
ウサギ君
うん!ラストには記述式があるから、体力を温存しておかないとね!

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ!

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