【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑰

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
過去問ってサイコーね!
パンダくん
うん!いわゆる攻略本だよね!
ウサギ君
そうだね!これがあるのとないのとでは雲泥の差があるよ!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


 

問題6

1番 a

本来は「うでどけい」と連濁するべきところを「うでとけい」と発音しています。したがって、aが正解ということになります。

 


 

2番 c

「メールが届いたかどうか」とすべきなのに「メールが届けたかどうか」と発話しています。「届いた」と「届けた」は、普通形「届く」を「届ける」と間違えています。自動詞と他動詞を混同しているので、したがって、正解はcということになります。

 


 

3番 b

本来は「私に大切な本を貸してくれてありがと」とすべきなのに「私に大切な本を貸してありがと」と授受表現(あげる・くれる・もらう等)を使わずに発話しています。したがって、正解はbということになります。

 


 

4番 d

本来は「明日私は必ず行きます」とすべきなのに「明日私は必ず行くそうです」と他人事のように発話しています。これはモダリティ表現(文の客観的な部分にくっついた主観的な部分)の誤りなのでdが正解ということになります。

【モダリティ(ムード)】

《確信》ル形、タ形

《概言》だろう、らしい、ようだ、そうだ、にちがいない、はずだ、まい等

《説明》のだ、わけだ等

《願望》たい、てほしい等

《意思》ル形、つもりだ等

《依頼》てください、てくれ等

《行為》なければならない、べきだ、ことだ等

《命令》なさい等

《禁止》な、てはいけない

《許可》てもいい

《その他》ぞ、か、さ、よ、ねなどの終止形

 


 

5番 b

本来は「スペインでとても有名です」とすべきところを「スペインにとても有名です」として、助詞を間違えています。したがって、 正解はbということになります。

 


 

6番 c

本来は「眠そうでした」とすべきを「眠そうだったです」としているので、丁寧形「です」の過去形「でした」の作り方を間違えています。

したがって、正解はcということになります。

 


 

7番 d

本来は「朝ごはんを食べないで」とすべきところを「朝ごはんを食べていないで」としています。「食べる」を「食べている」としているアスペクトの誤りです。したがって、正解はdということになります。

 


 

8番 b

本来は「11月に二十歳になります」とすべきところを「11月に二十歳をなります」と、助詞を間違えています。したがって、正解はbということになります。

 


 

<試験Ⅲ>

問題1

問1 4

実際に誤用を直してみます。

1、この指輪は母から「の」結婚祝いです。

2、事務所「へ・への」提出が遅くなってしまいました。

3、私はハイキング「の」中止を知りませんでした。

私はハイキングが中止「になったの」を知りませんでした。

4、会場まで「の」移動は時間がかかる。

会場まで移動「するの」は時間がかかる。

選択肢3と4が二通りの直し方ができますが、3は過去形を使っているので、例と同じ二つの直し方は選択肢4ということになります。

 


 

問2 1

実際に選択肢の誤用を直してみます。

1、私はこの仕事を(×やめません)(○やめるつもりはありません)(○やめようとは思いません)

2、私はこの仕事を(×やめません)(○ない)つもりです。

3、私はこの仕事を(×やめないようとしました)(○?やめないようにがんばりました)。

4、私はこの仕事を(×やめないよう)(○やめない)と思います。

選択肢2は「ない」とするべきところを「ません」と丁寧形を使っている誤用、3はそもそも何が言いたいのかわからないのでエラー、4は不要な「よう」の使用ミスです。限られた試験時間内で熟考が必要になる問題は、上記のように大雑把な消去法を用いることが肝要かと思われます。したがって、正解は1ということになります。

 


 

問3 3

1、有生性(アニマシー)=文法カテゴリーの一種で、名詞・代名詞などの指示対象のもつ生物としての性質をいう。言語によっては心・意識・意志があるかどうか(人間もしくはそれに近いか)、あるいは動くかどうかなどに関係する。 一般に有生性のない対象は他動詞の主語(動作主)にはしにくい、という性質を持つ。

2、視点=物を見るために向けた視線がそそがれる点。

3、人称=ある発話の話し手および聞き手という役割と、それ以外を区別するために使われる文法の用語。

4、他動性=他に働きかけること。また,他から働きかけること。

選択肢1の有生性にも、2の視点にも、4の他動性にもかかわっていないものと思われます。したがって、正解は3ということになります。

 


 

問4 1

1、不必要な「ばかり」の使用。

2、「✕了解」→「○理解」

3、「✕降りて」→「○落ちて」

4、「✕割れて」→「○壊れて」

したがって、正解は1ということになります。

 


 

問5 2

1、「✕なると」→「○なったら」は語の選択に関わる誤用です。

2、「✕とか(口語のみ)」→「○や」は文章・談話における適切性に関わる誤用です。

3、「✕ある」→「○あった」はテンスの間違いなので、文法に関わる誤用です。

4、「○漢字はとても難しくて、少しだけしか書けません」文法に関わる誤用です。

したがって、正解は2ということになります。

 


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
平成26年度試験Ⅲに突入したわね!
パンダくん
試験時間は120分!集中力が続くかなぁ。。。?
ウサギ君
うん!ラストには記述式があるから、体力を温存しておかないとね!

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です