【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑬

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
過去問は試験合格への攻略本よ!今わからなくても、いずれ理解できるようにしなきゃ!
パンダくん
うん!ボクはがんばるぞ!
ウサギ君
うん!パンダくんには負けないぞー!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


 

問3 2

選択肢2、3が性別に関係しています。しかし、3は最近の話題かつ苗字の問題なので、正解は2の男女雇用機会均等法の制定ということになります。

 


 

問4 2

ポリティカル・コレクトネス(political correctness)とは「政治的に正しい表現」という意味です。赤本に出ていない語は、漢字や英語から意味を推察するスキルが必要となります。また、日本語教育の現場では多くの場所で直接法(媒介語を伴わない教授法)が用いられていますが、多くの国から来た外国人を相手にする以上、せめて英語も高卒レベルで習う単語くらいは知っておいたほうが良いと思われます。

それでは「政治的に正しい表現」の選択肢を考えていきましょう。選択肢2の「後進国」という言葉は侮蔑的なので政治的に正しくはないと思われます。私(2018年現在36歳)が小学校低学年くらいの時に授業で教わった気がします。それまでの「後進国」から「発展途上国」が使われるようになりました。しかし、一方で「発展途上」という呼称も相応しくないのではないかという論議が行われています。

したがって、正解は2ということになります。

 


 

問5 2

男女の役割を固定化しないよう配慮するという観点から不適当な指導の例を選ぶ問題です。

1、男女の役割が固定されがちな料理(女性が作るもの)を男性で例を作っているため、適切な指導例かと思われます。

2、男性とは異なる「女性らしい話し方」を指導することで、男女の役割を固定化しています。

3、男女の役割が固定されがちな画家、弁護士(男性が多い)を、女性で絵カードを作っているため、男女の役割が固定化しないような配慮がなされています。

4、性差によるバリエーション(言語変異)……ちょっと意味不明です。性差によるバラエティ(言語変種)を提示するのなら分かりますが、保留にします。

したがって、正解は2ということになります。

言語変種(バラエティ)

地域や社会的属性の差によって、言語が多様な現れ方をすること。なお、男女差・階層差・職業差・教育差など社会的な属性に対応した異なる言語体系を社会方言(位相語)と呼ぶ。

例:方言、レジスター、スタイル(文体)など。

言語変異(バリエーション)

意味や機能を同じくする複数の異なる言語形式。

例:音声的変異:ガ行子音の鼻音と非鼻音

文法的変異:「見られる」と「見れる」(ら抜き言葉)

 


 

問題14

問1 1

インドネシア政府派遣技術研修生の受入れが開始されたのは、だいぶ昔(1953年)なので、正解は1ということになります。日本語教育能力検定試験では「年号」を覚える必要はありませんが、親や自分の年齢と合わせて、まとめて覚えておくと良いかもしれません。例えば、あなたが2018年現在28歳であれば、自分が生まれる10年前に、2日本語教育能力検定が開始されて、3留学生受入れ10万人計画が策定されて、中国帰国孤児定着促進センターが開設されたのだな、というように覚えましょう。

 


 

問2 3

1984年の約58万人から2015年の約365万人に増ふえている海外における日本語学習者の増加(「海外日本語教育機関調査」By国際交流基金)に伴い、日本語能力試験の受験者数も年々伸びています。1996年には10万人程度でしたが、2006年には40万人を超え、2016年には80万人を超えています。国内では47 都道府県すべて、海外では80の 国や地域、239の都市で、進学・就職・力試しなど目的も多様で、小学生から社会人まで様々な人々が受けています。

 


 

問3 4

新設されたN3は旧試験の2級と3級の間に相当するので、正解は4ということになります。確実に点を取って行きましょう。

【日本語能力テスト】

旧試験 新試験
1級 漢字2,000・語彙10,000 N1 幅広い場面で使われる日本語を理解できる
2級 漢字1,000・語彙6,000 N2 日常的な日本語と、より幅広い場面で使われる日本語を理解できる
    N3 日常的な場面で使われる日本語をある程度理解できる
3級 漢字300・語彙1500 N4 基本的な日本語を理解できる
4級 漢字100・語彙800 N5 基本的な日本語をある程度理解できる

 


 

問4 3

1、高度人材ポイント制の優遇措置の加点対象(15点)となるのは、日本語能力試験(JLPT)のN1と、BJTの480点以上です(By務省入国管理局のサイト)。

2、日本留学試験は、元私費外国人留学生統一試験であり、国費外国人留学生選考の参考にはされません。

3、日本留学試験の結果を利用して来日前に入学許可を出す大学もあります。

4、海外実施場所は以下の14カ国(17地域)です。アメリカはありません(BY日本留学試験EJU)。インド(ニューデリー)、インドネシア(ジャカルタとスラバヤ)、韓国(ソウルとプサン)、シンガポール、スリランカ(コロンボ)、タイ(バンコク)、台湾(台北)、フィリピン(マニラ)、ベトナム(ハノイとホーチミン)、香港、マレーシア(クアラルンプール)、ミャンマー(ヤンゴン)、モンゴル(ウランバートル)、ロシア(ウラジオストク)

したがって、正解は3ということになります。

 


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
平成26年度過去問!手ごたえはどう?
パンダくん
難しいよ!でも、でも、がんばって続けるよ!
ウサギ君
うん!過去問は何回も解くことが重要だよ!

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ!

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