【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑪

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
過去問!それは唯一にして最大の「攻略本」よ!
パンダくん
うん!過去問を制する者は試験を制す!
ウサギ君
うん!がんばるぞ~!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


 

 

問4 2

語用論的転移とは、例えば英語で飲みに誘うときに「Would you like to go for a drink?」(一杯、飲みに行きたいですか?)と言うため、これを日本語に直訳すると不適切になります(語用論的に)。

1、「住んでいました」としなければならないので、ただのテンスに関する誤りです。

2、上記と同じですね。文法的には間違っていませんが、英語の表現をそのまま日本語訳したために不自然になっています。これは語用論的転移です。

3、「助けて」ではなく「手伝って」と言うべきなので、ただの語彙的誤りです。

4、「日本語の先生」としなければならないので、ただ「格助詞が抜けているだけ」ということになります。

したがって、正解は2ということになります。

 


 

問5 3

生活言語能力BICS=Basic Interpersonal Communicative Skills)

日常生活に必要な言語能力のことで、2年ほどで身につくとされています。

学習言語能力CALP=Cognitive/Academic Language Proficiency)

教科学習に必要な能力のことで、5年以上かかるとされています。

1、CALPは年齢が低すぎると理解できません。母語でも幼児に学習言語は教えていないですよね。

2、CALPは5年以上かかります。

3、CALPは母語で発達していると、第二言語でも理解が促進されるので発達しやすいです。

4、CALPのほうが、負荷が大きいです。

したがって、正解は3ということになります。

 


 

問題10

問1 1

異文化問題にかかわらず、国際問題、法律問題、男女関係など、あらゆる揉め事は問題が発生してから解決しようとする「後手の対応」です。しかし、経験を積むことで、そもそも問題が発生しないように「予防」しようとします。これは「先手の対策」と言えます。

例えば、キャバクラに行ったのがバレてしまい、妻に怒られて謝っていた(解決)夫が、今回はキャバ嬢の名刺を家に着くまでに処分し、Yシャツのキス痕跡をチェックし、2駅分歩くことで汗をかき、色っぽい匂いを相殺しようと考えます(予防)。

したがって、正解は「解決」→「予防」の1ということになります。

 


 

問2 4

この手の問題に遭遇した時は「特別なトレーニングは必要とされない」などという断定を用いている選択肢を疑いましょう。これは明らかに誤りだと主張しています。したがって、正解は4ということになります。

 


 

問3 4

ソーシャル・サポートには、「情動(情緒)的サポート」と「道具的サポート」があると言われています。前者の情動(情緒)的サポートとは、共感し勇気づけることです。肯定的な評価を与えて励ます「評価的サポート」などがあります。後者の道具的サポートとは、問題解決のための具体的援助のことです。アドバイスや情報提供を行う「情報的サポート」などがあります。したがって、正解は4ということになります。

 


 

問4 2

問2と同じパターンで「周囲の人々とのネットワーク」を限定すべきではありません。あらゆるソーシャル・サポートが留学生へのサポートの与えてとなり得ます。したがって、2が正解ということになります。

 


 

問5 3

1、人の話を理解するにはパラ言語情報(フィラー・相づち・声の出し方・質や間の取り方など)や顔の表情なども重要になりますので、関心を向ける必要があります。

2、話の途中で自分の考えを述べて遮るのは「人の話を聴くためのスキル」ではありません。だいたい失礼です。ウザがられます。

3、その話題に関連した質問をすれば、相手は共感を得たと思い話しやすくなるので「人の話を聴くためのスキル」といえるでしょう。

4、「自分のことを話」すために「話題を転換」するのは、「人の話を聴くためのスキル」ではありません。失礼にあたります。自己中って思われてしまいます。

したがって、正解は3ということになります。

 


 

問題11

問1 2

パラ言語情報とは、フィラー・相づち・声の出し方、質や間の取り方など、言語の周辺部分に関する情報のことです。

1、プロミネンスは、声の大きさ、高さ、など言語の周辺部分に関する情報なのでパラ言語情報です。

2、アクセントは、言語情報そのものです。

例:フジ(低高)→藤。フジ(高低)→富士。

3、ポーズは、声を出し方という言語の周辺部分に関するパラ言語情報です。ポーズなしで喋るより、適切なポーズをとって喋ったほうが、落ち着いていて自信があるように聞こえます。

4、イントネーション(抑揚)は、声の出し方という言語の周辺部分に関するパラ言語情報です。

したがって、正解は2ということになります。

 


 

問2 1

1の「…」は沈黙(ポーズ)をすることで「申し訳ない気持ち」を表しているので、パラ言語情報が記号等で補完されているといえます。「すみません。15分ぐらい遅れます(キッパリ)」だと、上司に「なんだ!その態度は!」と怒られてしまいそうです。

2の①②③は、記号で補完しているわけではありません。箇条書きです。

3の\も㈱もFも、それぞれ「円」「株式会社」「階数」を記号で表しているだけです。

4の10:00、11:00は、それぞれ「午前10時」「午前11時」を記号で表しているだけで、補完しているとは言えません。

したがって、正解は1ということになります。

 


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
平成26年度過去問!手ごたえはどう?
パンダくん
難しいよ!でも、でも、がんばって続けるよ!
ウサギ君
うん!過去問は何回も解くことが重要だよ!

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ!

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