【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑧

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
試験合格のカギは過去問を繰り返し解く事よ!
パンダくん
うん!やればやるほど理解が深まっていくね!
ウサギ君
何回も過去問をやってると、似たような問題が多いことの気がつくよ!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


 

 

問5 2

先行シラバスと後行シラバスの特徴を選ばせる問題です。

先行シラバス

コース実施前に決定しているので、向かうべき到達点が確認できる、学習過程における現在位置が分かる、などの特徴があります。

後行シラバス

学習者の要望をもとに毎回の授業を展開するので、コース修旅時にシラバス全体が見えてきます。ニーズに応じて変更できる、学習活動の記録としての意味を持つ、などの特徴があります。

1は、〇先行シラバス・✕先行シラバスの特徴です。

2は、〇先行シラバス・〇後行シラバスの特徴です。

3は、✕後行シラバス・〇後行シラバスの特徴です。

4は、✕後行シラバス・✕先行シラバスの特徴です。

したがって、正解は2ということになります。

 


 

問題6

問1 4

まずは「演繹」と「帰納」の違いについて考えてみましょう。

演繹=一般的・普遍的な前提から、より個別的・特殊的な結論を得る論理的推論の方法。

「Aである(前提1)」:人間はウ〇コをする。

「Aである(前提2)」:アイドルは人間だ。

「Bである」:アイドルもウ〇コをする。

帰納=個別的・特殊的な事例から一般的・普遍的な規則・法則を見出す論理的推論の方法。 *演繹においては前提が真であれば結論も必然的に真であるが、帰納においては前提が真であるからといって結論が真であることはない。

「アイドル〇子は3日ほど便秘に苦しんでいる」

「アイドル〇子は先週も便秘に苦しんでいる」

「=アイドル〇子はこのままずっと便秘に苦しむことになるだろう」(結果が必ずしも正しいわけではない)

例えば作家などがストーリーを考える際、帰納法は「かんたんに言って、お話を最初から行き当たりばったりで考えていくこと」であり、演繹法は「最後のオチを考えて、それに合わせてお話をつくることである」(BY手塚治虫)という『結果から原因を導く(演繹)、原因から考えて結果を導く(帰納)』の違いです。

本来の演繹法・帰納法とは異なりますが、覚えておいて損はないでしょう。閑話休題。

1、ナチュラル・アプローチ

伝達能力を重視し、学習者が理解できる大量のインプットを与える聴解優先の教授法です。行き当たりばったり学習し「最後のオチ=学習成果」は人により異なるので帰納的ではないでしょうか。

2、TPR(Total Physical Response、全身反応法)

幼児の母語習得過程に倣い、聞いた言葉に身体で反応する教授法。これも行き当たりばったりで学習し「最後のオチ=学習成果」は人により異なりそうです。帰納的。

3、オーラル・メソッド

話し言葉や帰納的理解を重視。ダイレクト・メソッドの不備を応用言語学の理論によって補った。帰納的ですね。

4、文法訳読法

文法規則の解説や語句の意味を母語で説明。その後、個々の言語データに適用して母語訳する。「最後のオチ=文法規則の解説や語句の意味」なので、演繹的な指導法といえます。

したがって、正解は4ということになります。限られた試験時間に緊迫した会場でわからない語句(今回でいえば演繹的・帰納的)が目に飛び込んできても焦らないようにしましょう。その場合は「演繹的」「帰納的」の意味の違いには着眼せず、4択の中で異質なもの・仲間外れなものを見つけると良いかもしれません。

 


 

問2 1

文型を取り上げ、例文などに用いて行う文法指導の情景を思い描きましょう。教師は、学習者が理解しやすいように、使用頻度・難易度の両方から扱う文型を選びます。例文は使われるシーンが自然な場面、自然な文脈にあたるものをチョイスします。そして、例文が学習者のレベルと感心にあっているかどうかを重要視します。しかし、文型の意味と使い方が網羅的に示されている必要はありません。そのような研究は大学・大学院でやるべき専門的なものです。したがって、正解は1ということになります。

 


 

問3 2

1、✕「泳ぎ」は普通形ではありません。

2、〇「泳ぎ」という動詞も、温泉・スキー・旅行などの名詞も入ります。

3、✕「泳ぎ」は動作の対象ではなく、主語の動作です。

4、✕ Nは存在場所ではなく、移動先です。

したがって、2が正解ということになります。

 


 

問4 2

1、「Vべきだ」は文語に由来しますが、書き言葉でも話し言葉でも用いられます。

例:

「その時、△△は○○に、私の話を最後まで聞くべきだと指摘した」(書き言葉)

「○○くん!先生の話を最後まで聞くべきよ!」(話し言葉)

2、「Vべきだ」は根拠に基づいたとしても推量には用いられません。

例:

✕ キャバ嬢Aはボロボロの姿で出勤してきた。彼氏に殴られたべきだ

〇 キャバ嬢Aはボロボロの姿で出勤してきた。彼氏に殴られたに違いない

3、忠告したり、助言を行ったりするときによく用いられます。

例:キャバ嬢Aを口説きたいのであれば、もっとお金を使うべきだ。

4、後悔の気持ちを表すときに過去の形で用いられます。

例:キャバ嬢Aが客の男と寿退社!? あぁ、もっとお金を使うべきだった。

 


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
平成26年度過去問!手ごたえはどう?
パンダくん
難しいよ!でも、でも、がんばって続けるよ!
ウサギ君
うん!過去問は何回も解くことが重要だよ!

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ!

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