【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑮

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
今日も平成24年度の過去問よ!ビシバシ行くわよ!?
パンダくん
うん!今日は聴解の続きだね!!
ウサギ君
聴解問題は「慣れ」!何回も繰り返し、過去問を解こう!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


3番

問1b

ホーム場内アナウンスを聴いて「この電車の自由席のうちタバコを吸ってもいいのは何号車ですか」という質問です。求められている情報はアナウンスから特定する必要があるので、問1の正解はbということになります。

 

問2a

この質問は非常に現実に近い状況の中でアナウンスを聞き取る練習になっています。したがって、問2の正解はaということになります。

 

問題6

例年、試験Ⅱの最後の問題は4択から選ぶ問題となっています。勉強していれば解ける問題なので、確実に正答していきましょう。

 

1番b

日本語学習者は「届いていませんか」と言うべきところを「届いてありませんか」 と補助動詞(いる・ある)を誤っています。したがって、正解はbということになります。

 

2番c

日本語学習者は「自転車の高校生に気づかなかった」 と言うべきところを「自転車の高校生が気づかなかった」と対象を表す助詞を誤っています。したがって、正解はcということになります。

 

3番a

日本語学習者は「もし行かなかったら、お母さんが怒ります」と言うべきところを「もし行かないとき、お母さんが怒ります」と従属節を誤っています。したがって、正解はaということになります。

 

4番d

日本語学習者は「今日は日曜日だから学校が休みです」と言うべきところを「今日は日曜日(だ)から学校が休みです」と言っています。「から」は接続助詞であり、文と文を接続します(例:お金がないから、誘われた合コンに行けない)。したがって、正解はdということになります。

 

5番c

日本語学習者は「不足(ふそく)」の前に「運動」がつくとき、連濁して「うんどうぶそく」になりますが、「うんどうふそく」と発話しています。連濁が起こっていないので、正解はcということになります。

 

6番b

日本語学習者は「あたまがいい」を「あだまがいい」と発話しています。無声音「た」を有声音「だ」と言っているので、正解はbということになります。

 

7番a

日本語学習者は「黒いコート」を「黒いなコート」と言っています。黒いはイ形容詞なので、ナ形容詞と混同しています。したがって、正解はaということになります。

 

8番c

日本語学習者は「失業者を減らすべきです」を「失業者を減るべきです」と言い、「減らす」という他動詞を「減る」という自動詞に間違えています。したがって、正解はcということになります。

 


 

<試験Ⅲ>

 

問題1

試験Ⅰが出題範囲の区分ごとの設問によりますが、試験Ⅲでは出題範囲の区分横断的な設問になっています。試験Ⅰは日本語教育の実践につながる基礎的な知識を説いていますが、試験Ⅲは日本語教員としての現場対応力につながる基礎的な問題解決能力を測定されます。

実際のコースデザインやカリキュラム、チェックリストに授業進行などに問題が組み込まれているので難しく感じられますが、120分あるので問題をよく読んで回答していきましょう。ただし、最後に記述式問題が待ち構えているので時間配分と集中力の温存に注意が必要です。

 

問1 3

アニマシー(有生性)という言葉が出てきました。テキスト(赤本)などに掲載されていない新出語なのでドキッとしますが、焦らずに問題を読めば正答にたどり着きます。なんとなく「いる・ある」が「生物に使う言葉か、生物でないものに使う言葉か」というニュアンスで捉えることができます。

1、形式名詞の「ところ」が抜けているだけです。

2、自動詞「あいた」を他動詞「あけた」と間違えています。

3、電話は生き物でないので「鳴っています」を用います。

4、他動詞「殺す」の受身を使うべきところを自動詞「死ぬ」の受身を用いています。

したがって、答えは3ということになります。

 


 

問2 2

日本語は膠着語、中国語は孤立語です。日本語・英語・中国語・韓国語の特徴は覚えておいた方が良いでしょう。

日本語 英語 中国語 韓国語
膠着語 屈折・孤立・膠着語 孤立語 膠着語
SOV SVO SVO SOV
不明 シナ・チベット語族 不明
有声・無声あり 有声・無声あり なし なし
有気・無気あり 有気・無気あり
後置詞 前置詞 前置詞 後置詞
相対敬語 なし なし 絶対敬語

 


 

問3 2

代名詞=あの人・あの人たち、彼・彼ら、わたし・わたしたち、あなた・あなたたち

普通名詞=私の親は優しい(父もしくは母を指しているのかもしれませんし、前後の分によっては両方であるとも言えます)

しかし、代名詞・普通名詞が分からなくても考えてみれば分かります。

1、「親」は前述のとおり、一人とは限りません。

2、「彼女」は前述のとおり必ず一人です。複数であれば「彼女たち」です。

3、「彼ら」は男性のみのグループを指します。

4、「学生」は一人とは限りません。例:うちの店、学生には半ライスサービスしてるよ!

 


 

問4 4

アニマシーが前述のとおり「生物に使う言葉か、生物でないものに使う言葉か」であると仮定して「生物であれば数を区別する傾向があるが、英語は例外」と置きかえて問題を考えていきます。

1,動物を表す名詞にも単数形と複数形の区別があります。cat,cats

2,三人称の代名詞にも単数形と複数形の区別があります。he(she),they

3,植物にも単数形と複数形の区別があります。plant,plants

4,二人称の代名詞には単数形と複数形の区別がありません。you

したがって、答えは4であるということになります。

 


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
どう?良い感じに分かってきた?
パンダくん
うん……なんとなく!
ウサギ君
大丈夫!最初はみんなわからないよ。0に小さな1を足していくんだ!

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ!

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