【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑬

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
今日も平成24年度の過去問よ!ビシバシ行くわよ!?
パンダくん
オッケー!カマンッ!
ウサギ君
イエス!ヒアウィゴー!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


 

問題3

例年、試験Ⅱの問題3は学習者の発音上の問題点である選択肢を選ぶ問題です。前半は口腔断面図です。実際に口の中で学習者の誤りをマネして考えると分かりやすいかもしれません。

後半は「調音点」「調音法」「声帯振動」「舌の高さ」「舌の前後」などですが、「調音点と声帯振動」のように2点の問題がある選択肢も出題されます。その場合、例えば4番のように「a調音点」「d調音点と声帯振動」となり、(絶対ではありませんが)どちらかが正解なのだと目星がつけられます。試験Ⅱが始まる際に説明の音声が流れます。その間に下記の表を書いておくと解答がスムーズかもしれません。

両唇 歯茎 歯茎硬口蓋 硬口蓋 軟口蓋 声門
摩擦音 サスセソ

ザズゼゾ

ハヘホ
破擦音 ザズゼゾ

破裂音

タテト

ダデド

鼻音 ナヌネノ カ゜(鼻濁音)
弾き音
半母音

*カ・サ・タ・ハ・パ行は無声音、あとは有声音。

時間は短いので下記のようなメモ書きが早くかけるのでいいでしょう。

リョーシン シケ― シケコー コーコー ナンコ― セーモン
マサツ サスセソ

ザズゼゾ

ハヘホ
ハサツ ザズゼゾ

ハレツ

タテト

ダデド

ナヌネノ カ゜
ハジキ
ハンボ

*カ・サ・タ・ハ・パ行=無声音

*フパバマ・リョーシンで確認。

*サタナラ・シケ―で確認。

*ヒヤ・コーコーで確認。

*カガワ・ナンコーで確認。

*ハヘホ・セーモンで確認。

それでは実際に解いていきましょう。

 

1番c

日本語学習者は「はんにん」と発音すべきところを「はんぎん」と発音しています。実際に口の中で小さくいってみて分かればよいのですが、分かりにくい場合は次のように考えます。

1、「に」[ɲ]有声(歯茎)硬口蓋鼻音が、「ぎ」[g]有声軟口蓋破裂音になっている。

2、舌が軟口蓋についているc,dのどちらか。

3、鼻腔への通路が開いているのは鼻音なので、選択肢dは除外。

したがって、選択肢cが正解であると分かると思います。

 

2番d

日本語学習者は「どうでしょうか」と発音すべきところを「どうでちょうか」と発音しています。「し」[ ɕ / ʃ ] 無声歯茎硬口蓋摩擦音が、「ち」[ ʨ / ʧ ] 無声歯茎硬口蓋破擦音になっています。実際に口の中で「ちょ」を発音すると、舌が歯茎硬口蓋についているので分かりやすいと思います。正解は選択肢dという事になります。

 

3番b

日本語学習者は「あさごはん」と発音すべきところを「あしゃごはん」と発音しています。「さ」[s]無声歯茎摩擦音というところ、「しゃ」[ ɕ / ʃ ] 無声歯茎硬口蓋摩擦音になっていて、実際に「しゃ」を発音してみると舌が歯茎硬口蓋に接近しているのが分かると思います。したがって、正解はbという事になります。

 

4番a

日本語学習者は「おじゃましました」と発音すべきところを「おざましました」と発音しています。メモを見ると「じ→ざ」は調音点の間違いなので、選択肢aという事になります。

リョーシン シケ― シケコー コーコー ナンコ― セーモン
マサツ サスセソ

ザズゼゾ

ハヘホ
ハサツ ザズゼゾ

ハレツ

タテト

ダデド

ナヌネノ カ゜
ハジキ
ハンボ

 

5番a

日本語学習者は「おんがく」を「うんがく」と発音しています。「お→う」は舌の高さの誤りなので、正解は選択肢aという事になります。ちなみに母音のメモは以下の通りです。

《母音メモ》

高・・・前舌・・・・・・・・・・・・後舌

・・・・・・イ・・・・・・・・・・・ウ

・・・・・・・・・エ・・・・・(オ)

低・・・・・・・・・・・・ウ

*オのみが円唇で、ほかは非円唇。

 

6番c

日本語学習者は「でんわ」を「てんわ」と発音しています。濁点の有無は「声帯振動」の有無なので、正解は選択肢cという事になります。

 

7番d

日本語学習者は「ほっかいどう」を「おっかいどう」と発音しているので、子音が脱落している選択肢dが正解という事になります。

 

8番b

日本語学習者は「えどじだい」を「えろじだい」と発音しています。ほかにも「色々な話」を「えろえろなはなし」などの誤用もあります。この問題の場合は、「ど」[d]有声歯茎破裂音が、「ろ」[ ɾ / r ]有声歯茎弾き音になっているので、選択肢bの「調音法」が正解ということになります。


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
どう?良い感じに分かってきた?
パンダくん
うん……なんとなく!
ウサギ君
大丈夫!最初はみんなわからないよ。0に小さな1を足していくんだ!

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ!

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