【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑦

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
今日も平成24年度の過去問よ!過去問を繰り返し解きましょう!
パンダくん
ぐぁぁ!そろそろ現実逃避してきたくなっちゃったよ!
ウサギ君
大丈夫!頑張っていたら、いつか合格するよ!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


 

問5 2

中級段階の漢語指導項目として不適当なものを選ぶ問題です。ポイントは優しすぎず、難しすぎないものを選ぶことです。2の複数音を持つ語の呉音・漢音・唐音の識別など必要性がなく不適切で日本人にもできません。中級段階にかかわらず上級段階でも必要性を見出せません。したがって、正解は2という事になります。


問題7

問1 1

1、学習者のニーズは、生活状況の変化や言語能力の向上に伴い変わりえます。ニーズとは学習者が必要としているもので、レディネスは学習者がすでに身につけているものの事です。自分に置き換えてみると分かりやすいと思います。

2、ニーズには学習者の学習能力、学習態度、学習ストラテジーが含まれません。ちなみに学習ストラテジーとは「新しい知識の獲得のために学習者が用いる方略」のことです。ニーズ(目的)を達成するための「手段」であり、ニーズ(目的)には含まれません。

3、同じ目的の学習集団は、学習方法の好みも共通しません。文法訳読法が好きな「場独立型の学習者もいますし、コミュニケーションが好きな場依存型の学習者まで様々なタイプの人がいます。

4、ニーズは、学習者の文化的背景によって類型化されません。これもその人によりけりです。したがって、正解は1という事になります。


問2 2

授業のコース・デザインをするために、学習者のプロフィールに関する情報を収集することを「レディネス調査」といいます。外的条件・内的条件からアンケートやインタビュー(面談)によってレディネス調査します。そして日本語既修者には、適切なクラスに配属するために現在の日本語レベルを測ってプレースメント・テストを実施します。

・外的条件(母語・母文化、国籍、年齢、職業、学習環境、生活環境、経済的条件、時間的条件など)

・内的条件(学習スタイル、外国語学習経験の有無、今までに日本語を学習した時間、使用教材、取得済みの資格レベル、運用能力に関する自己評価など)

2の目標言語は、学習者のレディネスとは関係がないので、正解は2という事になります。


問3 3

1、国内に住む国際結婚の配偶者という「特定の学習者」を対象にしていますが、初級コースは「特定の目的」を持っていません(N4合格を目的にしているなどは別)。

2、ブラジルに住む日系人という「特定の学習者」を対象にしていますが、日本語会話コースは「特定の目的」を持っているとは限りません。

3、オーストラリアの専門学校生という「特定の学習者」を対象にした、観光ガイドという「特定の目的」を持つコースです。

4、日本語を母語としない人という「特定の学習者」を対象に「カラオケ」という「特定の方法」で学ぶコースですが「特定の目的」を持っているわけではありません。

したがって、正解は3という事になります。


問4 4

自律とは「自分の行動を自分の立てた規律に従って正しく規制すること」です。また、自律性のことを「オートノミー」と言います。

1、自学自習と自律学習は意味が異なります。

2、自分のペースで進めていくことと、自律は意味が異なります。

3、自律とは自分を評価することではなく、自分をコントロールすることです。

4、自分の責任で、何をどう学ぶかを決めることが自律学習です。

したがって、正解は4という事になります。


問5 3

モジュール型に関する問題は頻出なので要注意キーワードと言えます。モジュールとは「交換可能な構成部分」という意味です。モジュール型の教材とは「目的に合わせて組合せを変えられる教材のこと」です。したがって、正解は3という事になります。


問題8

問1 4

習得順序とは「複数の異なる文法項目が習得される順番のこと(=複数の機能を対象)」で、発達順序とは「ある特定の文法項目や構造が完全に習得されるまでにたどる、いくつかの発達段階(=特定の機能を対象)」のことです。したがって、正解は4という事になります。


問2 2

一度できたことが、できなくなって、またできる(できる→できない→できる)ようになる発達段階と関係ないものを選ぶ問題です。

1、「できる→できない→できる」をグラフにするとU字型となります。

2、定着とは「ある物・場所などにしっかりついて離れないこと」です。「できる→できない→できる」というのは定着化ではありません。

3、「できる→できない→できる」と変化しているので、可変性があると言えます。

4、「できる→できない、」と逆行しているので関連性があります。

したがって、正解は2という事になります。


問3 3

転移に関する記述として不適当なものを選ぶ問題です。英語・中国語・韓国語の特色を押さえておきましょう。

1、中国語話者は母語に漢字があるので漢字語彙の意味を(比較的)理解しやすいです。

2、韓国語話者は母語に助詞があるので格助詞を理解しやすいです。

3、中国語・韓国語にあるのは有気音・無気音の区別です。有声音・無声音は日本語の特色です。

4、英語・中国語・韓国語では日本語と異なり、母音の長短をあまり意識しないので、母音の長短を混同しやすいです。したがって、正解は3という事になります。


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
どう?ついていけてる?
パンダくん
ううっ、もうダメかもしれない……なんだか無理ゲーに思えてきた……
ウサギ君
大丈夫!繰り返し過去問を解いていくと、自然に分かるようになるよ!……たぶん。

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ

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