【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解と解説】⑥

日本語教師になるには、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成講座420時間、③大学日本語教育課程 主・副専攻修了者のどれか1つが条件よ! 独学で勉強するには「過去問を繰り返し解くこと」が一番大切! 頑張るわよ~!ブヒ~!

ブー子
今日も平成24年度の過去問よ!過去問を繰り返し解きましょう!
パンダくん
うん!でも、あいかわらずメッチャ難しいよ!
ウサギ君
うんうん!でも、分からなかったものが分かるようになると快感だよね!

 





 

検定試験合格は独学でも十分可能です。しかし、日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いため、難易度が高いと言われています。合格するためには適したテキスト過去問を数年分繰り返し解くことが重要です。

推奨されるテキストは「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド」です。業界大手であるヒューマンアカデミーが監修しているため難解な専門用語が丁寧に説明されています。受験者にも人気が高く、表紙の色から「赤本」と呼ばれています。教科書に値する赤本に一通り目を通してから、数年度分の過去問を繰り返し解くことが基本の独学スタイルです。

 

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド

 

過去問とは日本語教育能力検定試験を実施するJEESが発刊する「日本語教育能力検定試験 試験問題」です。部数に限りがあるため過去のもの(平成23・24・25・26年度)は高額になっていますが、現在定価で手に入るもの(平成27年度・28年度・29年度)で試してみても良いかもしれません。両方ともAmazonで購入できます(こちらのページで詳細をまとめました)。

 

平成27年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成28年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

平成29年度日本語教育能力検定試験 

試験問題

 


問題5

問1 1

聴解の特徴をおさらいしていきましょう。

聴解は、単なる音のまとまりに意味を付与します。また、音の意味だけではなく話し手の意図を推測します。また、音の表記のバリエーションを考えるのは聴解ではありません。形態素を組み合わせて語を造るのも聴解ではありません。言語行動と非言語行動を区別するのも聴解ではありません。したがって、正解は1という事になります。


問2 1

聴解指導における前作業の目的として、それが聴解指導の本作業に役立つのか、という視点で見ていきましょう。

1、教材のトピックについて話し合うことで、本作業で聞く内容 の背景知識を活性化でき、聴解に役立ちます。

2、教材のトピックを話し合うことと、音声への集中力を高めることはあまり関係ありません(高まる場合もあれば低まる場合もあります)。例えば、聴解教材が料理番組だった場合、料理番組に関する話し合いが熱中するあまり、お腹が減ってきて集中力が 低下するかもしれません。

3、短期記憶に保持しても聴解指導の役に立ちません。

4、聴解指導を重視するのであれば、聞く前に新出語句をチェックするよりも聞いた後にチェックするべきでしょう。学校の授業を思い出してみると「①まず二人の会話を聞く→その後に新出語句のチェック」という流れだったと思います。

したがって、正解は1という事になります。


問3 2

聴解指導における本作業は内容を理解するために行われるので「内容を理解させるための聴解指導になっているか」という視点で各選択肢を見ていきましょう。

1、聴解教材を何度か聞かせ内容を理解させることは、有効な聴解指導になります。

2、表現を問う穴埋め問題は文章を聞き取っているだけなので、その内容を理解することとは関係がなさそうです。

3、聞いた話の大筋を理解させるのは立派な聴解指導です。

4、途中まで聞かせ、その後の展開を予測させることは、まさに聴解の認知的で創造的な作業と言えます。

したがって、正解は2という事になります。


問4 4

後作業の1つである、テキストについて理解したことを自分の言葉で話す「再話」の目的を選ぶ問題です。順番に見ていきましょう。

1、聞き逃したり聞き取れなかったりした内容を推測するのは、内容を理解するための本作業でやるべきでしょう。

2、推測した内容と聴解教材の内容の相違の検証するのも、内容を理解するための本作業でやるべきでしょう。

3、 内容を細部にわたって理解させるのであれば、教材を何度も聞いたほうが効果的です。

4、自分の言葉で話すことで記憶が定着するので発展的な学習と言えます。

したがって、正解は4という事になります。


問5 3

初級レベルの聴解能力を測るテストを作成する際に工夫することを考えていきます。

1、聴解能力に関係なくなってしまわないために、選択肢1の工夫は大事です。

2、聴解能力を測るために聞く力以外の能力が影響しないようにしましょう。選択肢2の工夫も大事です。

3、聴解テストに含まれる語句や表現は、学習したものに限定する必要はありません。聴解とは文章を聞き取り、その内容を理解することであって、一言一句全ての言葉を知っている必要はありません。むしろ、聴解学習の目的には「わからない部分を想像する」ことも重要だと思われます。。

4、初級レベルの人には、問を先に提示することによってテストを容易にします。

したがって、正解は3という事になります。


問題6

問1 2

初級300時間までに学習する語数は2000語です。ちなみに中級が6000語(旧試験2級)、上級が1万語(旧試験1級)。更に言及すると旧2級は現在のN2、旧1級はN1、新設されたのがN3です。したがって、正解は2という事になります。


問2 1

語彙のグルーピング(記憶ストラテジー)として不適当なものを選びましょう。1は「かわいい」以外はすべて「ナ形容詞」なので学習者が混乱してしまう可能性があります。

2はどれも衣服に関する動詞なので適切でしょう。3は頻度の副詞たちです。これもグルーピングの良い例です。4は方向を示す言葉なので適切です。したがって、正解は1という事になります。


問3 4

多義語とは一つの語で複数の意味を持つもののことです。指導例として適切なのはどれでしょうか。

1、どちらのも「悪い」という意味なので、多義語の指導に適切ではありません。

2、同形異音語の指導例なので、適切ではありません。

3、形容詞と名詞の使い分けの指導例なので、適切ではありません。

4、「甘い」の意味が異なっているので、良い多義語の指導例です。

したがって、正解は4という事になります。


問4 4

1、自分なりにイメージしたものは語の記憶を促進してくれます。

2、問2にある「グルーピング」は語の記憶を促進してくれます。

3、身体で覚えると語の記憶が促進されます。教授法のTPRがこれにあたります。

4、文法知識を利用して語の意味を推測することは知らない言葉には有効ですが、語の記憶を促進することとは関係がありません。

したがって、正解は4という事になります。


 

《目次》

【基本】日本語教育能力検定試験について

【平成23年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成24年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

  

【平成25年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成26年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成27年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成28年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【平成29年度日本語教育能力検定試験・過去問・正解・解説】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・あ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・か行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・さ行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・た行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・な行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・は行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ま行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・や行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・ら行】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・わ・を・ん】

【日本語教育能力検定試験に頻出の用語集・英数字】

 


 

ブー子
どう?分からないところはある?
パンダくん
うううっ……分からないところが分からない!
ウサギ君
ありゃりゃ!パンダくん……つんでるねぁ……

 





ブー子ちゃんの「日本語教育能力検定試験」のコーナー!みんなで憧れの日本語教師を目指そう!

それでは、次回をお楽しみに! ブヒ、ブヒ、ブヒヒ

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